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塗装に悪影響を与える鳥のフン

愛車のボディを見ると、鳥のフンが・・・。
見た目が悪いので早く何とかしないといけません。しかし、下手に行うとボディを傷つけてしまいます。
どのようにフンを取ればいいのか、その取り方を紹介します。

塗装に悪影響の鳥のフン

鳥のフンは見た目だけではなく、塗装に対してもよくありません。
鳥のフンにはアンモニアや尿酸、ナトリウムなどの成分が含まれており、塗装に染み込みやすく、放置しているとシミになって残ってしまいます。
汚れとは違って塗装そのものにダメージを与えるため、磨いても落とすことができません。
鳥のフンによる金属の腐食性はかなり強く、アメリカでは2007年にミネアポリス高速道路崩落事故という大事故がありました。
この事故の原因の一つが長年堆積したハトのフンによって、疲労亀裂と腐食を促進させたそうです。
十分な強度設計が施された高速道路でも、崩壊させてしまう腐食性を持つ鳥のフンは早めに除去しましょう。

あせって拭き取らない

鳥のフンは状態によって落とし方が違います。
付着して時間が経っておらず、柔らかい状態のときはウエットティッシュや濡らしたティッシュで拭き取れば簡単に落ちます。
フンが乾いて固くなった状態は、ティッシュに水分を染み込ませて10分ほどパックすると柔らかくなります。頑固な場合はぬるま湯を使うとさらに効果的。
柔らかくなったらひと拭きで除去が可能です。
使用したウエットティッシュやティッシュは速やかにゴミ箱へ。鳥のフンには病原菌も含まれているので、フンを拭き取ったら手洗いも忘れないでください。

ガラスについた場合

ガラスについた場合は、ボディと同じように落としてください。その際、ワイパーを使ってはいけません。ワイパーを使うとフンがガラス全体に広がるだけではなく、ワイパーも痛めてしまいます。

カーコーティングしてフンを洗い落としやすくする

カーコーティングをしておくと汚れが落としやすくなります。コーティングによって皮膜がボディを覆うため、フンが落としやすくなるだけではなく塗装を傷める心配がありません。

鳥のフンがつかないようにするには

鳥のフンはどのような時でも付着してしまう可能性があります。駐車は屋根やシャッターのあるガレージに停められれば、フンを防げるでしょう。
費用面で難しければ、ボディカバーをかけるようにしてください。
また、電線や木など、鳥がとまる場所をさけるとフンの被害を減らせます。
鳥がフンを落としやすいボディカラーもあるらしく、イギリスの自動車用品小売店の調査によると赤、青、黒の順にフンを落としやすいそうです。