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逆走車に遭遇してしまったら

逆走が増えている?

近ごろ、逆走車が増えているような気がします。
速度がかなり制限されている普通道路ならともかく、高速道路で逆操作に遭遇してしまうと、一瞬何が起こったのかわからずパニックになってしまうことも十分にありえます。

特に逆走が多いのはインターチェンジ、あるいはジャンクションなどです。
逆走による交通事故の半分以上はインターチェンジまたはジャンクションで起こっていると言われていますので、高速道路を利用することが多い人は注意をしなければなりません。
高速道路の出口から侵入してくる車などもあり、高速道路を運転中の油断は最適です。

逆走は意図的にするドライバーというのはほとんどなく、多くは勘違いから来ているものです。
逆走するドライバーの約7割は高齢者だという統計も出ていますので、自分がいくら安全運転をしていても、ある意味で防ぎようがないのが逆走車です。

逆走車を見つけたら

高速道路での逆走車が非常に怖いのは、相対速度がかなりのスピードになるからです。
自分も逆走車も100km/hで走行しているとすると、相対速度はなんと200km/hにもなってしまいます。
この状態で正面衝突すれば、大事故になることは避けられません。
ですから、日頃から逆走車が走ってきた場合のことを想定しながら運転することも大切です。

走っていて逆走車と出会ったら、何よりも大切なのは即座にスピードを落とすことです。
そして、できる範囲で左側車線に寄るようにしましょう。
逆走車を見かけたとき、同乗者がいるのであれば、直ちに110番に通報することも忘れてはいけません。

同乗者がいない場合には、急いで路肩に停車して110番に通報しましょう。
路肩に停車するのが不可能なときは、 最寄りのSAで車を止め携帯か非常電話で110番に電話をします。
早めに通報することによって、事故が発生するのを未然に防ぐことができます。

高速道路での逆走は、年間で約200件発生していると言われています。
逆走によって引き起こされる交通事故の件数は2016年が57件であるのに対し、2017年は44件、2018年は32件と減少気味であるとはいえ、逆走が大変危険な状況であることに変わりはありません。
逆走車の中には、無意識ではなくて故意に逆走をしているケースもあります。
「道を間違えたので逆走して戻ろうとした」という信じられないようなドライバーもいますので、高速道路とはいえ、スピードは出し過ぎずに慎重に運転する必要があります。

なお、逆走は通行禁止違反で、警察に捕まった場合の違反点数は2点となっています。
飲酒運転をしていた場合に、アルコール濃度0.25未満なら14点、0.25以上であれば25点の違反点数となります。