備えあれば憂いなし
昔から「転ばぬ先のつえ」とは申しますが、転ばぬ先のつえとは、転ぶ前に杖を用意しておけば、転倒の危険を未然に防ぐことができるということわざです。
よく似たことわざに、備えあれば憂いなしといますが、これも同様事前に備えておくことで、様々なトラブルが回避できるという意味に使われます。
私たちは、日常的に車を使いこなしていますが、人間とは違い、車は言葉をしゃべる事が出来ません。
したがって、車の不具合やトラブルを未然に防ぐためにも、私たち車のオーナー自ら、対策の措置をとっておく必要があるわけです。
特に車の部品は、ネジやナットで組まれていますので、必要最低限の工具はそろえておきたいものです。
車に備えておきたい工具一覧
一昔前の車であれば、必要最低限の工具一式は、どの車でも装備されていたものです。
しかし最近の車は、こうした工具が装備されていないことも多く、オーナー自ら用意しておく必要があります。
そこで最低限、車に備えておきたい工具一覧を用意してみました。
・ジャッキ
・ホイールレンチ
・プラスドライバーとマイナスドライバー
・スパナ
・メガネレンチ
・ラチェットレンチ
・電工ペンチや各種端子
その他、新聞紙や軍手/針金/養生テープ/タオル/ビニール袋なども用意しておきましょう。
なお、工具類は使いやすいよう、専用の工具箱に収納して、車のトランクなどに常備しておきます。
工具以外にも用意しておきたいアイテム
確かに昔の車と比べ、最近の車はメンテナンスフリータイプが多く、定期的にディーラーや修理工場などに持ち込むだけでこと足ります。
しかし、パンクなどは、思いがけないときに発生しやすく、誰も見ない場所で起これば、自分で対処しなければならないからです。
そこで、工具以外にも、ぜひ用意しておきたいアイテムもご紹介しておきます。
・ライト
・雨具一式
・マップ
・ブースターケーブル
・ブランケットやレジャーシート
・ハンマー
・カッター
ハンマーやカッターなどは、緊急脱出用にダッシュボードなどに入れておきます。
クルマのメンテに便利な工具まとめ
車に工具を載せておいたほうがいい理由は、冒頭で述べたように、車のトラブルを解決するための備えのためです。
なぜ最近の車は、工具が装備されていないのかというと、それだけ故障を起こしにくいという理由があるからです。
しかし先に述べたように、車のパンクやヒューズが切れたなど、思いがけないトラブルに見舞われることもあることから、やはり工具類は車に積んでおくべきです。
ただし、やみくもに買いそろえても、使わないこともありますので、実際に作業してみて、これが足りないなというものを買い揃えていくとよいでしょう。