Skip to content

FUSO

FUSO自動車の概要

FUSO自動車は、正式名称を「三菱FUSOトラック・バス株式会社」と言います。
「三菱」という名前が付いていることからもわかるように、FUSOは2003年に三菱自動車から独立した自動車会社です。
現在では、高級車でお馴染みのベンツを生産・販売しているダイムラーグループの傘下に属しています。

社名に含まれている「FUSO(ふそう)」は、日本の別称である「扶桑」から取られたものです。
この名前はFUSOが独立した自動車会社となるはるか前、1932年に三菱造船が大型の自動車生産を始めた時に社内公募して採用された名前です。
この名前が現在まで受け継がれています。

FUSOトラックの特徴

FUSOのトラックの大きな特徴の一つは、高効率エンジンで排気ガスが軽減される技術を搭載していることです。
このエンジンにより、低燃費とCO2ガス排出の削減が可能になっています。

さらにFUSOのトラックには「エコモード」が搭載されたモデルもあり、とりわけ渋滞時に高い省エネ効果をもたらします。
エコモードは渋滞時にガソリンの無駄な消費を抑えるためのシステムなので、走行距離におけるガソリン消費量から計算するトラック全体の燃費の向上につながります。
さらに無駄なCO2排出も減るため、環境にも優しい効果があります。

FUSOトラックの別の特徴に、AMT車があります。
AMTとは、オートマ車とマニュアル車の良いところ合わせたFUSO独自のミッション技術のことです。
AMT車にはマニュアルミッションが搭載されていますが、ミッション操作が自動化されています。
変速操作は手動で行う必要がありますが、クラッチを操作する必要がありません。

AMT車は、マニュアル車の良い点である燃費の向上と、オートマ車の良い点である運転操作が簡単なことを兼ね備えた車だと言えます。
さらにクラッチ操作時に起こる車体の揺れを軽減できるという点でも、AMT車にはメリットがあると言えます。

FUSOが国内外で人気のある理由

FUSOのトラックは振動や騒音が少ないので、長距離を走らなければならないトラックドライバーに人気があります。
走行性能に優れていることは長距離走行をしなければならないドライバーの疲労にも大きく影響を与えますが、トラックの積み荷にも大きく影響を与えます。
走行性能が高いこと、そして燃費が良いことはFUSOのトラックが人気のある理由です。

加えて、FUSOのトラックは他のメーカーと比べて車体価格が安いことも人気のある理由です。
車両価格が安いというのは、品質が悪いからというわけではありません。
むしろ、三菱やダイムラー社が培ってきた技術力と品質管理システムがあるからこそ実現できている価格で、高品質で低価格なのもFUSOのトラックが人気のある理由です。