スズキの歴史
静岡県浜松市を拠点に、自動車産業界で活躍するスズキですが、ことにオートバイと軽自動車分野にかけては、世界的にも定評のある大手老舗車メーカーです。
創業は明治42年の1909年のこと、当初は鈴木式織機製作所として機織り機の製作を行っていました。
その後1950年代に入ると、本格的にオートバイ開発に乗り出すことになります。
更に1955年には、四輪軽自動車分野にも進出し、1973年から2006年までの34年間にわたり販売台数日本一を誇るなど、小型オートバイと軽自動車の分野では、確固たる地位を得ることになります。
同じ四輪軽自動車分野で、しのぎを削るダイハツですが、ここ数年は分の悪い傾向が強まってるのは気になるところです。
スズキの特徴
1952年に、2サイクル用の36㏄バイクモーターを発売して以来、スズキはこれまで軽自動車と、コンパクトカーの人気車種を多く輩出し続けています。
また二輪車の部門でも、評価の高いハイスペックなバイクを世に送り出しているスズキは、2020年に創業100年を迎える超老舗企業です。
このような車業界では、非常に珍しい創業家一族による世襲制を続けているのもスズキの特徴ですが、初代社長の鈴木道雄と俊宏以外は、すべて婿養子といった新たな血により受け継がれています。
また、初代より受け継がれている「人と同じ事はやらない。やるなら世界一を目指すのがスズキ」の製品は今もなお、企業の指標として受け継がれています。
スズキが作る自動車の魅力
スズキといえば、オートバイの人気車種「GSX及び、カタナシリーズ」があまりにも有名です。
しかし、四輪車部門でも、ジムニー/アルト/ワゴンR/エブリィを発表するなど、その独自の路線で多くのスズキマニアを魅了し続けました。
スズキ自動車の特徴は、前述したとおり、小型車を中心に開発/販売を行っているという点です。
小型車にありがちな、安全性や価格の面においても非常に魅力的で、熱狂的なスズキマニアが多いのも、大きな特徴と言えるでしょう。
スズキ車の魅力の一つに、自由なカスタマイズができるという点が挙げられます。
非常にシンプルな構造で、整備もしやすく、DIYで整備やカスタムを学んでいかれる方なら、かなりお勧めのメーカーと言えるでしょう。
低コストで高クオリティ車が多い
いかがでしたか ? スズキ車の魅力は、安価な車体価格で性能も素晴らしい車が多いという点です。
ファミリーカーからコンパクトカー、スポーツカーまで幅広くそろっているのも、スズキ車のニーズの高さによるものです。
普通車も販売していますが、どうしても軽自動車イメージの強いメーカーです。
同じ分野のライバルとして、ダイハツが台頭していますが、今後の検討に期待したいものです。
2030年前半までには、すべての車が電気自動車に切り替わりますので、車業界にとって過渡期となります。
様々な会社と提携する、スズキ社の今後は大いに期待できるものです。