Skip to content
  1. >
  2. >
  3. 長時間の運転はエコノミークラス症候群にご注意を

長時間の運転はエコノミークラス症候群にご注意を

長距離運転や車中泊ではエコノミークラス症候群が発生するリスクが高くなるといわれています。
そこで、エコノミークラス症候群とその対策についてまとめました。

エコノミークラス症候群とは

長時間にわたって同じ姿勢でいると、血行不良により足の深部にある静脈に血の塊(静脈血栓)ができやすくなります。
身体を動かした際、この静脈血栓が血管から離れて血流にのり、静脈によって運ばれ、肺の血管を閉塞してしまう危険性があります。
これがエコノミークラス症候群です。最悪の場合、死に至ることも。
飛行機のエコノミークラスに座っていた人に多い症状だったため、そう呼ばれていますが、車でも起こる可能性があります。
長距離運転や車中泊など、長時間ずっと同じ姿勢で座り続ける場合、注意したいところです。

エコノミークラス症候群の対策と予防法

長距離運転や車中泊で気をつけたいエコノミークラス症候群ですが、対策をしっかりとることで予防できます。
まずは血流をよくするために足のポンプ機能を働かせましょう。
車内だと同じ姿勢で長時間過ごしがちです。こまめに休憩を取って、休憩時は車から降りて歩くようにしてください。
休憩を取るのが難しい場合、足首を回したり、膝を軽く上下させることも有効です。
水分補給も大切なので、のどが渇いていなくても1時間に1回、100ml程度の水分補給をしましょう。
カフェインは脱水症状の原因になるのでミネラルウォーターやカフェインを含まない麦茶やルイボスティーがおすすめです。
他にもむくみを取る着圧ソックスも予防に効果的です。

車中泊での対策

車中泊をする際、身体をできる限り水平にして寝ることがポイントです。
運転席や助手席で寝る場合、タオルや衣類を使って、隙間をなくせば水平に近づけることができます。
さらに銀マットを敷けば寝心地もよくなるでしょう。
次に足元の空間です。膝が曲がった状態だと血の巡りが悪くなり、エコノミークラス症候群になりやすい状況になってしまいます。
足元に段ボールやクーラーボックスなどでシートの高さにあわせることで、足が上がり身体が水平な状態に近づきます。
別の方法として、行儀は悪いですが、ダッシュボードに足をのせて寝ることで、血栓ができるのを防げます。
また、車中泊ではアルコールの摂取は控えたいところです。

せっかくの遠出もエコノミークラス症候群を発症したりすると周囲に迷惑をかけてしまうことになります。
しっかり対策をして、ドライブを楽しみましょう。