車での移動が多く歩く機会が減少
毎日車で移動していると、時間も短縮できるし、雨の日でも外出するのがおっくうにならないというメリットがあります。
ただし、車に慣れてしまうと歩く機会が大幅に減少してしまうため、運動不足が気になってきます。
座っているままでどこにでも移動できてしまう車は、いいようでいて体にはあまりよくないとも言えるでしょう。
通勤にしても、電車やバスなどの公共の交通機関を使っていれば歩く機会も増えるのですが、車になるとほとんど歩かなくなってしまいます。
さらに、座りっぱなしでの運転を長時間続けていると、体ががちがちに硬くなってしまいます。
同じ姿勢を長時間保ち続けなければならないため、部分的な筋肉が緊張して筋肉痛になることも考えられます。
意識的に運動しよう
体というのは、動かす機会が減ると筋肉が衰えてしまい、疲れやすくなります。
ですから長時間運転するドライバーは、筋トレなどをして意識的に体を動かすことが大切なのです。
運動をするのは苦手、という方は、座ったままでできるトレーニングなどを日常生活に取り入れるといいでしょう。
筋トレのためにジムに通っている時間がない、家の近くにジムがないという方も、簡単な筋トレを実践することをおすすめします。
日常生活のちょっとした動作も、意識的行えば立派な筋トレになります。
日常生活の中でできる筋トレ
椅子に座る・立ち上がるという動作ひとつとっても、無造作に腰を下ろすのと意識的に筋肉を使って座るのとでは大きな違いがあります。
まず、座る前には背筋をまっすぐ伸ばして立ち、お尻を後ろに突き出すような感じで下半身の筋肉を意識しながらゆっくりと椅子に腰をかけます。
椅子にしっかりと腰を下ろすまで、上体をまっすぐにキープすることがポイントです。
実際にやってみると、かなり筋肉を使わなければならないことがわかります。
立ち上がるときは、座ったときとまるきり逆の動作を行います。
机に手を置いて力をかけて立ち上がったり、反動をつけて立ち上がっても筋トレ効果は上がりません。
足の角度も90度を保ちながら立ち上がると、かなりの力を必要とすることがわかります。
パソコンなどのデスクワークをする際にも、背筋を伸ばして腹筋を締めた状態にしておくだけでかなりの筋トレ効果を得ることができます。
オフィスで座ったまま、片足だけを宙に浮かせるのも腹筋を鍛えるのにおすすめです。
背筋を伸ばした姿勢で片足を上げ、15秒間キープします。
左右繰り返して何度か行いましょう。
座ったままでふくらはぎを鍛える筋トレも、高い効果が得られます。
座った姿勢で両膝をこぶし2つ分ぐらい離し、つま先立ちになってかかとを上下させることで、強くてしなやかなふくらはぎを作ることができます。